−Voice 関西学院大学・成山一郎ヘッドコーチ
先々週の天皇杯予選ではコンディションの持って行き方を失敗してしまったので、その反省を生かして、後期の初戦は身体を動けるようにしてきた。1週間(公式戦が)空いたことをいい意味で有効に使うことができました。今日のゲームは点差ほど優れた内容ではなかったが、関学の勝ちパターンだったという気がしないでもない。後半頭は相手が来るだろうというのは予想していたし、そこで攻められていたときに我慢ができていた。あそこで失点していたらどうなったか分からなかっただけの迫力が、大阪学院にはあった。
今日は勝ちたいという気持ちで、みんなが心ひとつにして臨んだことがよかった。まだ一試合終わっただけだし、自分たちのやれることをしっかりやっていきつつ、少しずつプラスして積み重ねていけるようにしていければいいと思う。

大学の公式戦ではハットトリックは初めてです。1点めはミスってライン際まで行き過ぎてしまい、コースがなかったが、切り返えしたらDFが引っかかってくれたので、1対1だしシュートに行った。僕はシュートを打つタイミングが遅いと言われていて、(ボールを)持っている時間が長いとDFも合わせやすくなってしまう。そこを意識して夏やってきたのが、2点めに繋がったかなと思う。FWなので前期1点しか取れていないのは情けないし、秋は1試合1点取れるようにしていきたい。春はDFが頑張ってくれて失点が少なかったのに、前が得点できずに引き分けてしまうことも多かった。チームもずっとあと少しを逃してきているので、最後のリーグを僕らとしてもいい形で終わりたい。
(写真左が阿部浩之、右が桑原透記)
−Voice 関西学院大学・阿部浩之(MF)
いいパスがもらえたので、練習どおりに決められました。僕はボールを持ってからが持ち味だと思うし、そこで勝負できたので今日は結構やれたかなと思います。でも守備で走って追いつかないといけない場面も多かったし、1対1の球際でもっと強く行かなければいけない。満足せずにやっていきたい。つなぐ部分でDFにいつ落として行くのか、いつ引いて守って、そこからつないで崩していくのかを突き詰めていく必要がある。いい形で終われたゲームでも、しっかり修正するところをみんなが見つけてやっていけるので、できなかったことをひとつずつ進歩してやれるようにしていきたい。自分としても、1試合1試合、認めてもらえるように頑張りたいです。
−Voice 大阪学院大学・藤原義三監督
失点の仕方が悪かった。守備で冷静さがなく、キレてしまった。2失点めで冷静さがなくなり、下を向き出してしまい、やることを見失っていた。2点差ならば、しっかり守って立て直すことが大事なのだか、そうできなかった。後半の立ち上がり15分が勝負となるから、大槻が身体を張ってプレーすることは(チームを)元気づける意味でもいいし、打開しようと思った。惜しいチャンスは何度もあったのだが、カウンターに気をつけようと言っていた矢先にやられてしまった。夏の間に守備が出来かけていたのに崩壊してしまったので、人も含めて見直していかなくてはならない。辛抱して役割を徹底できるかどうかが一番大きい。もう一度DFを立て直していく。