−Voice 関西学院大学・成山一郎ヘッドコーチ
点を取れそうな時間帯に取れずに、相手にリズムを渡してしまった。流れが相手に行くのはしょうがないが、その渡し方や悪い流れの時間帯にどうするのか、どう流れを引き寄せるのかをもっと詰めていかないといけない。失点してもバランスを崩さず、前半のうちに追いつけたことは、後半の展開として楽になった。9月の間、西宮浜のグラウンドを借りて、自分たちに足りないことを一生懸命練習してきた。それを怖がって出さずに終わるのはもったいない、怖がらずにプレイしようとハーフタイムには話した。最後は戦術やテクニックというより、ちゃんと点を取って勝ちたいという気持ちを持続できた集中力が結果になったと思う。監督も前半は引き分けが多かったが、そこで勝ちに持っていけるチームにしようと言ってきた。それをみんながやってくれた。そういう意味ではいい勝ち点になったと思う。

初めてのスタメンだったので、最初はちょっと入りづらくつかみにくいところもあったが、やっていくうちに慣れた。相手は7(枝本)と10(平原)が攻撃の軸なので、小関さんと僕でその二人について7のドリブルと10のパスに注意して、前を詰めて自由にさせないようにしようとやっていった。関学は後半強いから、前半をしのげば必ず後半にチャンスは来る。信じてやっていたら僕らのペースになった。でも、セットプレーを多く取れたのに、そこで点を取りきれなかったことは課題だと思う。
僕はまだポジションを取れたわけじゃない。簡単なミスもあったし、練習すれば変えられる細かい部分や質をまだまだ上げていかなくてはいけない。春はベンチには入っていても試合にはちょっとしか出られず、悔しかった。リーグに入ればそんなにチームは変わらないし、ポジションを取れるよう夏の間にやってきて、ケガ人がいる今はチャンスと思って頑張った。ここから勝負だと思うし、自分もチームもいい方向に行くように頑張りたい。
−Voice 近畿大学・田中幸雄監督
ケガ人が多くしんどい状況なので、1−2は良しとしないといけない。最後の1点はしゃあない。明日に繋がるゲームではあったので、それを糧に阪南戦で勝ち点を1でも取れるようにしていきたい。岡本はカバーリングがうまいので、今日もいいプレーでしっかり守ってくれたが、接触プレイで痛んでしまったことが後に響いた。最後の失点は誰が悪いのでもないが、甘さだったのかもしれないし、もっと厳しく追求していかないといけない部分ではある。キッカケを作ればいけるだろうし、悲観するようなゲーム内容ではなかった。モチベーションを落とさずやってくれたら、まだまだチャンスはあると思う。

FKはGKが中にあわせてくると思うだろうから、逆を突いて直接狙った。狙い通りにうまく決まりました。攻撃はいつも自由に任されてるし、発想で運動量と連携したプレイを意識してやっている。今日はFWに入ったので、DFで前から激しくいけたのが、いい流れになった。試合の中では悪い時間帯もあるし、そこで我慢すればいいときもやってくるが、最後は集中力が足りなかったかなとも思う。後半のようなシュートはいつも狙っているが、あの形しかないのがうちの苦しいところ。阪南戦ではいつも得点を決めているので、苦手意識はない。上位相手にしっかり勝ちにいきたい。