−Voice 関西学院大学・成山一郎ヘッドコーチ
今日はスコアや展開はぎりぎりだったが、僕としては進歩が感じられるゲームだった。今まではプレスをするかうまく崩すか、どちらかができればもう一方はできないか、でなければ先週のようにどっちつかずになるかだったが、今日はどちらもある程度高い水準で90分やってくれて、しかも戦っていた。まだ課題だらけではあるが、そこそこのレベルでできたことは良かった。前節は失点して崩れたが、今日は下を向かず、バランスを崩さずに立ち向かっていたのが、相手には一番イヤだったかもしれない。バランスを崩さず、チームワークと集中力を保てれば、関学らしいゲームができる。後半は相手も集中していたので、その根競べに持ち込めば勝てると信じていた。先週は知らず知らずに油断していたところがあり、練習の中で僕自身にもそういう言葉があったことを4回生に指摘された。同じことを繰り返さないように全員がしっかり今週は練習に取り組んでこれたのが結果になったと思います。

前半からセットプレーのボールがよくこぼれていたので、来るかもしれないと思ったら、ちょうどファーにこぼれてきた。後は気持ちだけでした。GKも揺さぶられていたので、コースよりもとりあえず思い切り蹴ろうとしたのが良かった。練習でも足ではなかなか決められないけど、こうやって決められたから芯はしっかり捉えられていたのかな。前半は(失点)0でロッカールームに帰ってこようといっていたのに、最初に失点してしまい自分らで苦しい試合にしてしまった。だけど集中してやれたことが結果に繋がった。前期は失点も少なかったが、後期は早いペースで失点してしまっている。先週は僕と(志田野)雄一朗が弾いて、津田がカバーするというチャレンジアンドカバーができていなかった。相手も研究してそこを狙ってくるのは分かっているし、次はのってる京産が相手なので、しっかり締めてやりたいと思います。
(写真は左から村井匠、飯田洋介、桑原理介)
−Voice 姫路獨協大学・昌子 力監督
内容が悪すぎる。前半に4、5点取られていてもおかしくなかった。腰が引けて適当に縦に蹴っている。ハーフタイムにどうせボールを失うなら、トライして失えと話し、トータルで見たら後半はちょっと頑張れはしたけど、先週の粘りがなくなっていた。ボール際でバトルして、セカンド、サードがフォローしなくてはいけないのに、簡単に取られてもたれている。そこが甘い。練習を本番で試さんかったら何のための練習か分からないし、勝ち負けよりもそういうことに憤りを感じる。リーグの中では勝つチームと負けるチームがあるし、うちは2部でも横綱相撲をして上がったわけじゃない。負ける回数が増えるのは新参者にはあることだが、たまに引き分けや勝ちを体験させてやりたい。残り3分を耐えられなかった要素は色々ある。春はどこもチームが成熟していないので横並びだったが、これから今年の完成期を迎えるというときに、うちはまだトレーニング期のようなことをしていて遅れているという感は否めない。いろんなことをせなあかんけど、繰り返し粘っこくやるしかない。

今日はアップから暗くて試合の入り方が悪く、その隙が最後にグラウンドで出てしまった。うちは守ってからのチームなので、守備をとにかく頑張ろうと話していた。点を入れた後、浮き足立っていたらいかれてしまうので、入れた後にどれだけしっかり締められるかが大事だから、気をつけていた。得点はしていても攻められていないのは、守ってからのファーストボールがつなげないからなので、そこは改善点です。日々の練習からやっていかなきゃダメだし、練習したことをどれだけ試合で出せるかが重要で、監督の言うことをしっかり守ってやれば必ず勝てる。次は同じ昇格組の大教となので、絶対に勝ち点3を取りたい。前期は勝っているけど向こうは調子もいいし、気を引き締めてやらないと。勝って勢いをつけられるよう頑張りたい。