−Voice 関西学院大I・早崎義晃コーチ
気持ちの入ったいい試合でした。ある程度関大に回されることは予想していたので、前半0−0でいけばうちのスタミナとセットプレーでチャンスはあると思っていた。選手もそれを信じて、前からプレスをしっかりかけていってくれたのが、こういう結果に繋がったと思う。いい流れで先制点を取れたのは大きかったけれど、その後、守りに入ってしまったことは修正点です。後半の途中からは延長でいいと思っていた。延長でメンバーを変えていこうと考えていたし、全員で戦ったことで結果を出せた。応援もあったので、苦しい流れの中でも声を掛け合って走れたことが大きかった。決勝はプレッシャーも今日以上だろうが、だからこそ全員でカバーして戦えるように準備したい。関学の強みは全員が戦えること。それができればいい結果がついてくると思う。

日頃から全員でやろうといっていたことで結果をつかめて、自信になった。関大はうまくて回されるので、DFとFWの間をしっかりコンパクトにして、縦に入ったときに厳しく行って取りきろうと思っていた。守備はある程度狙いどおりのことができたが、攻撃では慌てて蹴ってしまってチャンスを潰してしまっていた。落ち着いてボールを支配できる時間を長くしないといけない。決勝までは時間もあるから、しっかり修正してポゼッションできるような展開にしたい。自分ひとりではここまではこれなかったし、ケガをしている間も全員が信じて待っていてくれた。3回生も4回生の背負っているものを理解してついてきてくれて、いいチームになったと思う。全国大会は最低限の目標なので、全員で勝って全国に出たいです。
(写真は関学I・4回生。前列左から坪内開、小田和輝、後列左から中野裕太、東良太、生島裕也、太田達志、森下宏紀)