−Voice 関西大学・島岡健太コーチ
悪い試合ではなかった。自分らのやろうとしている部分からチャンスもあったし、できるだけ長くボールを支配して、相手を受け入れようとしているところもあった。自分で選ぶところに対して、周りがそれにあわせて選んでいけるか、速さを受け入れるスピードも必要になる。シーズンを通した中で、いいところは出ていたと思う。これが関西1位のチーム相手だったからやれたのではなく、どんな相手でもいつでもできるよう一人一人が準備していかなくてはいけない。90分という中で、どこかで疲れも出るし、相手のペースになる時間帯もある。そこでボールをしっかり持てることがいかに大切かが体感できるゲームだった。夏は全国大会を逃しているし、インカレは1年の集大成。1発勝負の難しさの中で、1年で積み上げた中味を発揮できるかをトライしたい。

最後、慎重になりすぎて外してしまった。もっと大胆に行けばよかった。阪南には前期は何もできずに負けた。後期はリベンジじゃないけど、関西でやり残したことがないようにとチームとして統一してやっていたのに、申し訳ない。今シーズン通して、決定力ということをテーマにやってきた。上位3チームの総得点に差はない中で、決めるときに決めることが重要になる。インカレでは相手のレベルも高く、チャンスも減るだろうし、そのワンチャンスを確実に決められるようにしていきたい。阪南のハイプレスに対して前半は受けてしまったが、そのハイプレスをいいように取れればチャンスも作れるので、意識してトレーニングしていこうと思います。
チームの目標は日本一だが、夏に全国に出ていないのでやっとその舞台に立てるという気持ちです。いい意味で時間も空くし、モチベーションもみんな高い。ひとつにまとまって全国に乗り込めば結果はついてくる。インカレまでの3週間の取り組みを大切にしていきたい。
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