−Voice 阪南大学I・黒田雄司コーチ
引き分けは妥当な結果だと思う。セカンドをしっかり拾えていたのが大きかった。拾い負けていたら、負けていてもおかしくないゲームだった。小林と中田がパーフェクトに弾いて、中盤がきちんと拾えていた。グラウンドが良くなかったのもあり、攻撃では収まるところが収まらず、関大もビルドアップできていなかった。今年は耐える年だが、この子たちが育ってくれれば面白いチームになっていくだろう。1回生が多いチームなので、6−0で勝ったり、1−6で負けたりと浮き沈みが激しいが、それをいい経験にしてくれればいい。
−Voice 関大ULTRAS・古橋勇希コーチ
今日は暑さやグラウンドの悪さもあったが、セカンドを結構取られていたので、その中で0で抑えられたことは大きかった。DFラインを中心に声をかけられて、集中を切らさずにやれていた。攻撃の方ではしんどいときに蹴ってしまっていたのを、しんどいながらも最初のサッカーが出来ていたら、違っただろう。攻守の切り替えで守備から攻撃に移ったときに、ホッとしてしまうのか、スピーディに移れていない。相手の攻守の切り替えの部分でも一番チャンスが出てくる。そういうところをシビアに狙える選手が少ない。一瞬の隙、ミスを見逃さないようにならないと。紅白戦ではいい形も出ていたので、もっとそれが試合の中で出せるようになればいい結果に繋がると思う。

土のグラウンドだったので、シンプルにやることとカバーリングを意識した。練習から横の距離やバランスを意識していたので、いいポジションを取れる準備を大事にした。失点しないために割り切る部分は割り切って、厳しいときはスペースに出して収めていこうとした。こういうグラウンドだから、セットプレーは重要になる。チャンスのときに、押し込むばかりになってしまって、相手の前に出たりする駆け引きをもっとやれたらと思う。去年はトップチームにちょっといて、その後Iリーグに出たが、カバーしてもらうことも多かった。今年は自分の中でリーダーシップをとって、2回生だけど、自分がキャプテンマークを巻いてやるぞ的な強い気持ちでやっている。試合が続いていくのでいいケアをし、みんなで話して、締めて入れるようにやっていきたい。次は人工芝だし、関大サッカーを見せられるような攻撃を出したい。
(写真左・ULTRASの攻撃を引っ張ります・瀬里康和。右・ULTRASの守備を支えます・川岸裕弥)