−Voice 関西学院大学・成山一郎ヘッドコーチ
ゲームの前に加茂さんから「後期のこの時期、例年関学は研究されて勝てなくなる。だがやり方を変えるのではなく、運動量や集中力、自分たちを信じることで勝てるようやっていこう」と話があった。前の選手は背は低いがテクニックや俊敏さがあるので、速く準備をして相手がもうちょっとゆっくりやらせてくれと思うくらいペースを上げてやろうと言っていた。結果的に前半をリードして折り返せたが、相手を脅かすようなシュートが打てていなかった。失点は注意しないといけない13番(平野甲斐)にフリーで外で受けられて仕事をされてしまった。だけど、山内も初めてCBで公式戦に出場し、高松も90分やれて可能性を感じた試合だった。全体を通してみたとき、最終節に伸びたといってもらえるようなサッカーが出来たらと思う。今日の引き分けで引き締まって、最後に繋がったと思えるように鍛えていきたい。

初めてDFで公式戦に出たので、最初はガチガチで前半の途中からは落ち着いてやれるようになったけど、(志田野)雄一朗さん、長井さんに助けられるところも多かった。でも、失点は自分がクロスを上げさせんかったら良かったので、勝ち点1を取れたというより、勝ち点2を落としたという気持ちです。今日は相手が速いことはわかっていたので、蹴るタイミングでしっかりラインを下げさせて、自分の前でプレーさせようと思っていた。足は速いからウラをやられても追いつけるのは長所だと思うし、最後精度が悪くなってしまったがフィードも結構通せていた。FWよりもDFの方が視野を広く持てるので、余裕をもってやれるようになれば、もっといいプレーが出来ると思う。まだ指示をどう出していいか判っていない。とっさに出ないので、いいところで声を出せるようにしていきたい。
(写真は左が初スタメンの高松功一、右がDFでは初スタメンの山内一樹。中央奥左がキャプテン・高田博元、右が先制点の村上達哉)
−Voice びわこ成蹊スポーツ大学・望月 聡監督
上位相手に先取点を入れられて負けなかった。追いついたことは良くやったし、褒めてやれると思います。失点しないよう、チームで声を掛け合うことも出来ていた。短い期間だが、ボールを大事にすることを意識付けしてきて、守備の意識は高かったが、大切にボールを運ぶことがやれなかった。セカンドを拾えず、繋げずに苦しい展開で、前半は0−1で良く終わったなという感じだった。後半はいい時間帯もあったが、あれだけ攻められたらやられる。関学のミスやラストの精度に助けられた。関学のように徹底してくるチームには我慢も必要となる。そこで我慢して狙いどころを狙っておくクレバーさをもてるといいのだが。

相手の中盤は上手かったので、上手く捌かれたら流れが悪くなる。津田のところをつぶすことを意識した。村上が運動量が多いので、そこで奪われずにセカンドを拾えるようにしようとした。攻撃では平野のウラをとる動きで流れをつかもうとしたが、サイドでパスミスして流れが悪くなっていたので、それは課題です。僕もボランチは同志社戦からなので、連携が不足しているところもあり、桃山戦では距離が悪かった。その部分は今日は改善できていたと思います。チームが一丸となって気持ちあるプレーが見られたら次は勝てると思う。4回生が引っ張って球際で負けないようにとにかく出し切ってやりたい。