2009年12月28日

【09インカレ】準決勝/福岡大−駒澤大 監督・選手コメント

第58回全日本大学サッカー選手権大会 準決勝・福岡大−駒澤大の監督・選手コメントです。
−Voice 福岡大学・乾 真寛監督
 1、2回戦は前半、入りが悪かった。今日は勢いに差し込まれないよう、駒澤の攻撃への対応は確認したとおりだった。駒澤は4−2−4といった感じになるので、ボランチの脇にスペースができる。そこを狙って崩そうというのが、1点めは100%やれた。ロングボールの蹴り合いでは相手に分があるので、ペナルティエリアの前を崩したかった。駒澤は高さがありセットも怖い、ロングスローもある。90分間あれだけ徹底されると0点におさえるのは難しい。取られたが(逆転勝ちした)2回戦のこともあるし、崩れることはなかった。岸田と3番(四方田翔平)とのマッチアップで、右の前は抜けると言っていて、そのとおりピンポイントでいいクロスが上がってきた。中山もヘッドは強いが、高橋の滞空時間の長さ、ここぞというところで最高のヘディングが出た。岸田もこの2戦、得点に絡んでラッキーボーイと言えるかもしれない。
 永井へマークが集中する分、岸田や高橋が動けている。永井一人で勝ってるわけではない。最終ラインの守備力もある。牟田も三島に負けずに戦ってくれた。今日はボランチに假屋を起用したが、ルーズボール総てに彼が絡んでくれてマンオブザマッチと言える。今日のための起用に答えを出してくれた。ここまでくれば相手にも特徴があり、攻め手がある。そこを1点以内に抑えたし、今日の先制点は夏以降の進化を見せられた。チームの連携である3人めの動きが機能して結びついた。うちの目指しているゴールシーンだった。
 1戦1戦が決勝と思って東京へ来ている。98年に坪井(現・浦和レッズ)や太田(現・福岡大コーチ)がいて決勝に進んだときは、国士舘に2−1で負けた。10年間で福大のサッカーが進化したことを見せたい。どのチームよりも練習し、質の高いトレーニングをしてきた。選手、スタッフの努力の証だし、夏の優勝がフロックだと言われたくない。Iリーグも全国大会で優勝しているので、それも含めて全国3冠を狙う。今日もがっぷり四つで寄り切れたのは実力がなければできない。あとひとつ、ちゃんと勝てるようにいい準備をしていきたい。

宮路洋輔−Voice 福岡大学・宮路洋輔(DF・主将)
 代わって入った選手がしっかりと自分の役割を果たしてくれたと思います。(一時は同点に追いつかれたが)点を取られてもズルズルと引きずるのではなくて、次の1点を取りにいこうという気持ちでプレーしていました。相手の攻撃はもうロングボールで徹底していた。どうしてもセカンドボールを拾えなくなる時があるので、そこは声を出してしっかりやろうとしました。決勝戦に向けては、一度福岡に帰るので、そこでもう一回気持ちを切り替えて、みんなの気持ちを一つにしてやりたいと思います。

高橋祐太郎−Voice 福岡大学・高橋祐太郎(FW)
 自分がピッチに入った時にはみんなが意識して自分を見てくれるので、(得点の場面では)中で待っていた。岸田翔平がいいクロスボールをあげてくれて、あれはもうヘディングで当てるだけでした。試合では自分の武器のヘディングを出しつつ、足下のプレーも含めて求められるプレーを意識してやろうと考えてやっています。
 まだ就職先の内定をもらっていないので、今大会は就職活動という部分もあるから、スタメンにこだわってやりたいという気持ちはある。でも、乾先生がチームのことを考えて、自分はああいう出方がベストだと思って使ってくれているんだと思います。だから、自分としては試合に出る時は自分がやるべきことを整理してやっていて、これがベストなんだと思っています。今は自分が入ることでチームに流れを持ってくることが求められていて、その最高の仕事がゴールだと思います。
 (後半の途中から駒澤大学の中山友規選手が前線に上がったのについていく形で後ろに下がり、中山選手をマークしたことは)乾先生から指示が出る場合もあるし、外からではなくウチのセンターバック、キャプテンの宮路からの声という中にいる選手の判断でそうする時もある。自分の守備も結果的にまた流れを変えることにつながればいいかなと思います。
 自分が福岡大学に入った時、乾先生は「おまえたちが4年生になった時に日本一をとる」という話をしていて、4年間かけてチームを作り上げてきた。決勝戦は永井が日本代表戦でいないけど、自分たちが永井の分まで金メダルを取って、全員で喜びたいと思います。

−Voice 駒澤大学・秋田浩一監督
 決定的なシーンでは相手のほうが意欲があって、ウチよりも強かった。今日の試合に関してはそれなりにやれたと思う。結果は負けだが、ウチのチームは春と比べると雲泥の差に成長した。(決勝戦の)国立に行きたかったのに行けなかったが、ここまでの結果には満足している。相手は高さには強いが(ディフェンスラインの)裏(への対応)には弱いところがあるので、裏を狙い、サイドを破れればチャンスを作れるかなと思っていた。しかし、前半はウチの永井選手に対する意識が強すぎて、ボランチ2枚のうち1枚、特に8番(笠井雄太選手)には「前へ出ろ」と言っていたのに、怖がって前に出て行けなかった。行けていたら試合展開は違ったものになったのではないか。選手は「永井にはやられたくない」と意識していたようだ。ギリギリのところで危ない場面はあってもギリギリで止めていければと考えていて、前半は0−0でいいという話をしていたのだが……。永井選手は能力が高いが、90分間ずっとそれを発揮するわけではなくて何分間なのだが、それがすごい。今日もそうで、それ以外のところでは永井選手の周りの選手がボールを拾って、つないでということをやっていた。
 (同点に追いついたあと、すぐに福岡大に決勝点を奪われた場面は)クロスボールをあげた選手(岸田翔平選手)は何度も切り返して味方にピタリと合うボールを入れてきて、点を取られた。相手の選手の技術のほうが、ウチよりも上だったのではないか。
 今大会の3位という成績には満足している。上を言ったらきりがない。春のあのチームがここまでこれたのは奇跡に近い。いろいろなことを吸収して財産になると思う。4年生には感謝している。

 <コメント取材協力(敬称略)>
  赤沼圭子(福岡大学/宮路洋輔選手、高橋祐太郎選手、駒澤大学)、飯嶋玲子(写真)


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