−島岡健太監督(関西A/関西大学)
関西Bは素晴らしかった。奪ってから前に出て行く人が多いし、速い。それにこだわっていたのも判っていた。そういった相手のいいところをどれだけ選手たちが受け入れつつ、相手が嫌な感じになったのはどういう部分だったのかを味方同士が共有して出来なかった。自分たちのこだわりをどういう方向に持っていくか、チームとして機能している時間が短かった。点を入れて一喜一憂しながらも、この状況で次にどうするのかが途切れている。Bの方がしつこさがあって繋がって続いていて、それをかわしきれずに続かない時間が多かった。
ここが最終目標地点ではないので、大会で経験したことを生かして欲しい。プレーもだが、経験を生かした人間となってくれるのを楽しみにしている。サッカーを続ける人もそうじゃない人も、4年間で得たものを社会で生かして幅のある人間になって欲しい。選手がどう経験を生かしてくれるか、楽しみにしている。

前線でターゲットになってやっていこうと思っていた。GKの立ち位置が見えていたので、ゴールは狙い通りに決められました。グループリーグは力が入りすぎていて、GKを見る余裕がなかった。今日は落ち着いてやれたのが良かったと思う。でももっと意欲的に仕掛けるプレーをがあれば良かったし、シュート数も少ないので積極的にやらなくてはいけなかった。全国大会ではいつも最後のシュートの部分に課題を感じるので、そこを練習でもイメージしつつ、取り組んでいけばもっといいプレーが出来るようになると思います。
(写真左は松本智広、右は金園英学)

大会前にケガをしてしまい、それでも西都に入ったときに島岡監督に「絶対に(試合に)出す」と言われたときから、テンポの速い予選リーグではなく、最終戦かなと思っていた。いつでも出られるように心の準備はしていた。30分だけだったがいい経験だった。PKはこけた瞬間もらったかなと思った。でもGKが熊取谷でいつも練習している相手なので、僕がどっちに蹴るかを知っているので、逆を狙ったらそれを読まれていました(苦笑)。ここに来たことはプラスになったし、最後に出られたので前向きな気持ちで帰れます。もしもケガがなければもっとアピールできたという思いはあるので、それは悔しい。
関学に戻って、プレー以外の部分でもみんなを引っ張れるようにならないとと思う。2回生の阿部や津田ともいいコミュニケーションが取れたし、そういう部分をチームに持って帰って、上級生全体で関学を引っ張っていけるようにしていきたい。
(写真は左から岡崎建哉、田中裕人、村井匠、太田岳志)
