−Voice 関西大学・島岡健太監督
失点は全て悔いが残るが、特に最初の失点はリスタートからで、トレーニングの中でやっている中での失点だった。判っていたことすらできておらず、甲南の良さが全部出ていたゲームで、その良さを止めることができなかった。今はメンバーをいろいろ試している段階なので、時間がちょっとかかるのは覚悟している。先週の勝ちに対しては選手たち自身も半信半疑だったし、彼らがこれでいいのかなと感じながらやっている部分は一杯ある。そこがクリアされていくのは、すぐには難しい。

選手が止まっていて、流動的に動いて流れの中で関わるサッカーができなかった。後半にいい流れは作れたが、ラストパスやシュートの精度がなかった。最後で集中がきれている。俺を含めてだけど、なんでもないボールに対して止まってしまい、守備は隙だらけだったことが恥ずかしい。もっとできるし、やらないといけない。1回生が多いとか、寺岡が戻ってきて間もないとかいうのはあるが、これからだって人が代表やケガで抜けたりすることはある。どうやってコミュニケーションを取っていくかが大事になる。去年、自分が1回のときには先輩たちに引っ張ってもらったし、声もかけてもらえた。俺らが引っ張らないといけないし、もっと声をかけて戦って、怒るべきところは怒っていきたい。沈んでいたらいい流れは来ないので、前を向いてコミュニケーションをしっかりとって、立て直していきます。
−Voice 甲南大学・潮田晴司監督
一番強いといわれているチームに勝てたことは大きい。最初は先週の負けを引きずっているのではないかと思ったが、前半10分くらいで本来のうちの良さが出てきたという感じはした。攻められるのは想定済みだったし、回されてもそんなには取られない。持ち味の速攻が出せた。後半は疲れの見えたヤツから交代させた。選手交代でゲームの流れも変えられたと思う。とにかく1戦1戦、戦っていくことが大事なので、今日勝ったことは忘れて、次の立命戦に気を引き締めて臨みたい。

開幕戦ではベンチ外で悔しい思いをした。今日は動じることなく、勝ってやろうという気持ちでした。試合の中で声を出すことを心掛けて、90分切らさずにしゃべったことがDFの集中にも繋がった。堅守速攻が甲南の持ち味なので、声をかけてセットプレイを大事にしようというのを確認したことが、4得点に結びついたと思います。最後はバタバタしてしまい、もうちょっと一人一人が落ち着いて冷静にやれたらよかった。リスタートでやられているので、そこはもっと確認していかないといけなかった。今日勝ったことは自信になると思うけど、トーナメントではなくリーグなので、次にも同じようにサッカーをできるかどうかが大事になる。立命館が相手でもやることは変わらないし、自分たちの良さを出せるよう頑張ります。
(写真は左が勝負を決めた4点目をあげた田中大滋、右が好セーブで勝利に貢献の織田秀勝)