−Voice 大阪体育大学・坂本康博総監督
今日は同志社の出来が良過ぎた。17(杉山和毅)、7(東矢尚仁)、2(林佳祐)が思い切って上がってくるから、うちが前に出て行く勇気をなくして、失点してしまった。これまでのトレーニングの積み重ねで、ここまで進んで来れた。1回生はまだ完全にうちのトレーニングを理解しているわけではないので、それを理解できたらもっとやれるようになると思っている。(ケガで離脱中の菅原)渉が帰ってくればバックラインは締まるが、園田、鈴木の1回生をもうちょっと鍛えたい。急激には伸びないが、学生は毎年入れ替わって成長させてなので、仕方ない。刺激を受けて足りないところを伸ばしていくためにも、総理大臣杯はひとつでも多く戦いたい。自分たちが通用したかどうか、欠点を見つけていくためにはレベルの高い試合をするしかない。リーグもあるし、これまでのトレーニングをまた積み重ねていく。
−Voice 大阪体育大学・村田和哉(MF・主将)

僕らにとっては失うものはないし、ここまでこれたことはみんな嬉しい。いい自信が生まれた。2年前も(関西選手権決勝で)負けたから全国優勝できた。ここで負けたのも意味があったと思うので、全国大会で旋風を起こせるように暴れたいです。
−Voice 同志社大学・望月慎之監督
いつもどおりやることというのをぶれずに90分やってくれた。相手の特徴としては、前線に長いボールが入って、19(山本大稀)、7(廣岡太貴)、16(松澤憲伸)、8(村田和哉)が絡んでくる。左サイドの8番に入って攻撃の形になったときにどう抑えるかというのは確認させた。リーグでは中途半端な攻撃からカウンターを食らうことが多かったので、それはやめようといっていた。杉山の1点で相手が先に動かざるを得ない状況を作り出せたことで、ベンチワークはしやすかった。杉山、東矢という特徴のある選手が得点に絡めたことでうちの良さが出た。リーグは1試合1試合修正しつつ前に進めるが、トーナメントは負けると終わりなので、勝ち続けることでチームの修正も図れるが、それ以上に勝つことのこだわり、メンタル面での強さも出たことが一番の収穫だと思う。
(1992年の)選手のときに獲った優勝とはまた違う嬉しさがある。いい経験をさせてもらった。

練習からしっかり取り組めていることや、チームが一丸となれていることに加えて、応援もでっかくなって力になっている。サッカーだけじゃなく、まとまろうというのがチームとしてのコンセプトでそれができている。同志社は我が強いヤツが多いし、うまくいかないときはばらばらになることが多かったが、今年は全員でカバーしあうという声は去年よりも多いと思う。
今日は点を取っている分、後半は押し込まれたイメージがあり、しんどかった。最近そういう試合が多いが、そこで切らさずにできているので、勝ちにつながっていると思う。総理大臣杯ではチャレンジャーの気持ちで戦いたい。急いでしまうこともあるので、落ち着けるところは落ち着いてやりたい。いかにまわして相手コートで自分らがボールを持ってる時間を増やせるか。練習ではできていても、試合だとリスクを考えてうまくやれないこともある。いい時間を多く作れるようなサッカーをしたい。

相手のサイドは速いのでそこをケアして、あとは自分らのサッカーがやれれば大丈夫と考えていた。いい時間に得点できたことで、落ち着いてやれた。後半押し込まれることが多く、今日はたまたま0点に抑えられたが、そこを修正しつつ、もっと攻撃の特徴を出せればいいと思う。僕は基本守備なので、攻撃を得意としている東矢や(杉山)和毅たちがいいところを出してやれるようにしつつ、コーチングして守備をさせている。同志社のいいところである攻撃好きな部分を意識して、前の選手が気持ちよくやれるように守備で動かしつつ、危ないところは自分が行くという感じです。僕が頑張れば後ろも楽になるので、FWの位置を見ながらプレイしています。
去年の総理大臣杯は相手に自分たちが研究されていた。今年は僕らもしっかりスカウティングしてやる予定です。全国にいる自分の知り合いの選手たちと試合ができることは嬉しいです。