2007年01月14日

【06インカレ】決勝トーナメント準決勝/流通経済大−早稲田大 スタッフ・選手コメント

第55回全日本大学サッカー選手権大会 決勝トーナメント準決勝・流通経済大−早稲田大のスタッフ・選手コメントです。
−Voice 流通経済大学・中野雄二監督
 結果は残念だが、これがサッカーであり、トーナメントというもの。PKの失敗やGKの一発退場などは不運だったが、GKの退場後に開き直ってアグレッシブになった、あの気持ちで最初からプレーできなかったことが敗因だ。
 関東リーグ後期の終盤あたりから、攻撃されても我慢せざるを得ない試合が続いていた。うちの攻撃陣がその頃から本来のダイナミックさを失っていた。関東リーグの最後2試合は無得点、インカレのグループリーグでは思い切りできたが、グループリーグで3−1で勝った福岡大相手に、決勝トーナメント1回戦では0−0のPK勝ち。とにかく点が取れなくなっていた。相手のチームが戦い方を変えてきたのに、こちらが対応しきれていないのだろう。今後の課題として、組織的な守備を破る力が必要だ。スペースがない時の作り方、パスの精度、動き出しといった、個々の運動や判断の能力を向上していかなければならない。ただ、今日の早稲田は正面から戦ってくれた。久々にサッカーをやらせてもらった気がする。関東リーグ後期の対戦では、こちらが「勝てば優勝」というプレッシャーで本来の動きができず、0−2で負けた。今日は、ボランチの主力3人が怪我と出場停止で使えず、苦肉の策として阿部と平木を使ったが、後半兵藤や鈴木修人を自由にしすぎた。こちらとしても、サイドに起用した楠瀬がいい面を出すなど手応えがあったが、タイトルは遠かった。やはりPKを2本外しては勝てない。難波と船山は、ああいう場面で思い切って蹴れなかった点で課題が残るが、いい経験になっただろう。GKの林に関しては、彼本来の能力からすれば全く不本意なプレイ。1点目、シュートの前の段階でハンドを流された影響もあったろうが、もう一歩早く反応していれば止められたはずだし、2点目のFKは止めてしかるべき。退場となった最後のプレーについてはあんなことをしていたら世界で通用しない。ただ、前の試合までは、チームを救う非常にいいパフォーマンスをしてきた選手なので、彼のせいで負けたという気持ちは全くない。
 現在うちには200人の部員がいる。その中で切磋琢磨し、また入学してくる選手のレベルが高くなったこともあり、チーム全体がベースアップしたと思う。今年も4年が5人Jリーガーとなるし、3年以下も能力が高い。しかし、大学サッカーの地位向上のためにも、もっと鍛えなければ。Jリーグのどのチームに入っても中心になれる選手、将来の代表選手を育てるために、高い意識を持ってやっていきたい。

−Voice 流通経済大学・難波宏明(FW・主将)
 PKの失敗が最後になってしまったこと、最後にキャプテンとしてチームを引っ張りきれなかったことが悔しいし、情けない。判定やPKの失敗など不運と思えることもあったが、それを全部含めたものがサッカーなのだから、あとから言っても仕方ないことで、この結果を受け止めるしかない。今日は、主力のボランチ3人がいなかったこともあり、MFのケアが充分でなかったと反省している。前に出て行く速さが出ないし、ボールを追い越していく選手がいなかった。
 今年のチームは最初から3冠を目標にしてやってきて、総理大臣杯は逃したが、関東リーグで優勝でき、もう一つのタイトルを取ろうと選手の意欲は高かった。ただ、関東リーグの最終戦やインカレの福岡大戦など、0−0でも我慢して結果を出す試合が続いていたこともあって、「我慢すれば勝てる」という思いがどこかにあったかもしれない。1点目を取られた時点で切り替えられれば、もっと違う展開になっていただろう。キャプテンとして、チームを立て直せなかったことに悔いが残る。関東リーグでは、先制されても追いついて逆転する粘り強さで優勝できたのだから、ここでそれを出せなかったのが敗因だ。
 流通経済大で4年間過ごして、僕をふたまわりも大きくしてくれたスタッフ、そしてキャプテンとして支えてくれたチームメイトみんなに感謝している。卒業後は、年齢からいっても最初から即戦力として働かなければならない。今度こそ本当のプロとして活躍したい。

−Voice 流通経済大学・船山祐二(FW)
 完敗。実力差が出たということだと思う。うちはボランチ2枚が本来のポジションとは違う選手で、中盤の守備がうまく機能せず、簡単に崩されてしまったし、攻撃面でもうちの特徴が出せなかった。関東リーグ優勝後、気持ちのどこかで満足してしまっていたのかもしれない。いつもの流経らしい戦いができずに終ってしまったことが悔しい。
 この4年間はいろいろなことがあった。僕は3年の時に大怪我をしてシーズンのほとんどを試合に出られずに過ごしたが、なんとか選手として復帰でき、リーグ優勝も経験できた。苦しいときにも支えてくれた周囲の人たちに感謝している。これからプロとして結果を出すことで恩返しがしたい。

−Voice 流通経済大学・林 彰洋(GK)
 自分のプレーに甘さもあって、ミスが目立った。そういうミスをなくしていきたい。退場となったプレーは、もう一個判断が早ければ、早い段階で蹴れた。審判よりも自分の判断ミスでああなった。福大戦では強風の中でミスが多くなってしまったし、どんな状況でも波のない技術を出せるようにしなくてはいけないと思った。
 カタール国際に飛び級で呼んでもらえることは、運が良かった部分もある。やるからには優勝したいが、まずは試合に出ることが大切と思う。

−Voice 早稲田大学・大榎克己監督
 選手がよくやってくれた。流経とはリーグでも1勝1敗なので、接戦は予想していた。前半はスペースがなく、自分たちのサッカーができなかったので、後半の立ち上がりに相手のサイドをシンプルに狙おう、そこから高い位置でもらって楔に入るところで、バイタルを使って攻撃を仕掛けようと指示をした。監督として3年目だが、能力のある選手はいたし、そのやる気やモチベーションをひとつにまとめただけ。高いところを目指す意識と、早稲田でやれるという自覚を持たせたことが大きいのではないか。
駒澤は去年、総理大臣杯の3連覇をうちが止めているので、今回も阻止したい。向こうのサッカーは徹底しているので、それをどう出させないか。ターゲットの巻、中盤の菊地、バックの廣井のセンターラインが強いので、そこを外しながらサイドから仕掛けたい。縦の速さと攻守の切り替えでバランスを保てるかが大切になる。日本一長くサッカーをしようということを目標にしていたので、当然頑張ってくれる。それを監督としてどう楽しませるようにすることができるかだと思う。決勝では楽しくサッカーをしてもらいたい。

−Voice 早稲田大学・山本修斗(MF)
 決勝は目標にしてきたことなので、嬉しい。自分たちがこのチームを(1部に)上げるという気持ちでやってきた。監督と選手が一体になって頑張ってきたし、監督が来て1人1人の意識が変わり、取り組む姿勢が良くなった。決勝は注目される1戦となるが、恥ずかしくない試合をしたい。自分たちのサイド攻撃ができるかによるが、ぜひ駒澤の3連覇を阻んで、勝って笑いたい。勝つことが一番大事だし、決勝で負けたら意味がない。しっかり優勝して、歴史に名を刻みたい。

−Voice 早稲田大学・渡辺千真(FW)
 苦しいゲームだが勝ててよかった。流経には後期には勝ったが、前期は4−1で負けていたので、みんなも気持ちは入っていた。最初はあまり自分たちのプレーができなかったが、粘り強く最後までやったことで結果がついてきた。1人1人の能力はあるし、自分たちのサッカーができれば負けないと思っていた。駒澤に3連覇はやらせない。国見の先輩、巻さんに負けないように頑張る。リーグでは優勝していないので、決勝で勝って優勝したい。

 <コメント取材協力(敬称略)>
  後藤朝子(中野雄二監督、難波宏明、船山祐二)


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