2007年07月11日

【07総理大臣杯】決勝/流通経済大−静岡産業大 監督コメント

第31回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 決勝・流通経済大−静岡産業大の監督コメントです。
−Voice 流通経済大学・中野雄二監督
 今年の目標・大学3冠にむけて、最初の1つを取れたことは嬉しい。
 正直なところ、駒澤・明治・早稲田が出ていないので、80%は優勝できるというか、しなければならない大会だと思っていた。カギになる準決勝の法政戦にあわせて調整したが、結果として一番苦しかったのは2回戦の神奈川大戦(2−0)。関東2部の所属だがいいチームだった。彼らを見てもわかるように、関東リーグは2部の上位までは力の差はあまりない。年間通してコンディションが整っていないとタイトルは取れない世界だ。
 4試合で14得点1失点という成果には満足している。守備的に戦って失点を減らしたわけではなく、DF個々の強さとチームとしての動きのよさが生きたと思う。
 この大会でメンバーを大幅に入れ替えたのは、2つの要因がある。
 1つは流経大の選手層の厚さ。トップだけでなく、JFLやドラゴンズ(関東社会人2部)からもいい選手は多くあがってくる。大会メンバーのうち、宇佐美、澤口泉、保崎、清水慶記はドラゴンズから昇格した選手で、サイドチームがうまく機能している。決勝でも、鎌田、飯田を外し、染谷、澤口雅を使ってもよかったが、彼らは昨年の大臣杯での雪辱(鎌田が退場し敗退)がかかっているので、意気込みを買って使った。
 もう1つは大臣杯の日程。この奇行の中で中1日の4連戦はコンディション的に非常に厳しい。ベストゲームができるのは4試合のうちせいぜい2試合と半分と思っていた。
 今日の試合については、3得点がすべてミドルシュートだった。今大会では、サイドチェンジからダイレクトにシュートしていくという形がとてもよくできていた。単純な形だが、ダイレクトでやるのは難しいプレーで、あれを決められるようになったのは成長だ。
 2得点の後動きが鈍くなったのは、選手がプレーを省略しはじめたからだと思う。アクシデントで失点してからは、逆に慎重になりすぎてボールが動かせなくなった。ハーフタイムには「とにかくもっと動け」と指示したが、選手達は自分達なりの判断で修正してくれた。
 これで天皇杯の出場権を得ることができた。天皇杯は大学3冠と並んで大きな目標。大学チームがJクラブ、できればJ1のチームに勝つことができれば大きなインパクトになる。大学サッカーを本質的に変えるためにはそういうチームが必要だし、うちはそういうチームになれる可能性が出てきたと思っている。

−Voice 静岡産業大学・成嶋 徹監督
 少しはやろうとしているサッカーができた。だが、勝負どころが流経とは違った。毛色の違うサッカーのスケールの差、スピード、パワーの違いの中で一番感じたのはシュートレンジの違い。打ってきて決められる流経、うちは打てる位置でもパスしてしまう。いい時間帯もあったが、前半1点取った後にペナルティエリアに入り込んで、きっちり決めないとこういう相手には通用しない。強い相手に対して、そういう場面が試合の中で4割であるなら、それを5割、6割と増やしていけるようにすることが課題。やってきたことは変わりなく、プラスアルファとして配球の精度や受け手と出し手のコミュニケーション、そして流経のようにシュートレンジを広げることに取り組んでいきたい。
僕らがメッセージを送るよりも、体験がいい肥やしになる。いろいろな系統の違うサッカーがある中で、どうやって戦っていくかを肌で体感している。優勝して喜んでいる相手を目の当たりにして、悔しい状況をどう感じているか。全国で戦うためにはうちだけでなく、東海リーグ全体のレベルアップも必要というのは強く感じている。

 <コメント取材協力(敬称略)>
  後藤朝子(中野雄二監督)


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。