2008年01月09日

【07インカレ】決勝トーナメント1回戦/駒澤大−流経大 監督・選手コメント

第56回全日本大学サッカー選手権大会 決勝トーナメント1回戦・駒澤大−流通経済大の監督・選手コメントです。
−Voice 駒澤大学・秋田浩一監督
 今日は双方に退場者も出る消耗戦になったが、皆よく粘って戦ってくれた。うちは闘志では他には負けない、10人になっても戦えるチームだと改めて証明してくれた。
 勝因は先に失点しなかったこと。相手の攻撃のボールの出所に前からプレスをかけ、後ろの選手がしっかり備えるということが徹底できた。個人技で抜かれる場面もあったが、全員が粘り強くディフェンスできた。先にうちに退場者が出て、かえって守備に集中できたようだが、正直、よく持ちこたえたと思う。
 攻撃については、年末以来一番調子がよかった那倉(夢人・2年)をFWで初めてスタメンで使った。スピードと意外性のある選手だが、先制点を取ってくれたのは本当に意外だった(笑) 崎(寛之・4年)は膝の怪我で本来の調子ではなかったが、期待したよりずっと戦ってくれた。2トップがよくがんばって攻守に働いてくれたと思う。
 インカレ3連覇中のチームといっても、今年は今までに比べて守備に不安がある。臨機応変な対応力がないというか、大量失点する場合がある。準決勝の相手の早稲田にはリーグ戦で2回とも負けているし、後期は5点取られた。チーム力は明らかにあちらが上なので、挑んでいく立場で戦う。
 具体的には、早稲田の個人技に気をつけて守ること、外から速く攻めることが大事になってくるだろう。また、今日出場停止だった塚本(泰史・4年)が戻り、セットプレイのキックの精度があがるので、早稲田の堅いCBとも戦えるはず。同じチームに3回負けるわけにはいかない。なんとかリーグのリベンジを果たしたい。

−Voice 駒澤大学・崎寛之(FW・4年)
 自分の一番の仕事であるヘディングの競り合いは最低限できたが、点を取っていないのでFWとしては残念。PKをとった場面では、ああいう風につぶれるのもFWの仕事だと思っている。本当は決めるまでが仕事なんだろうけど(笑)
 膝はまだ痛みがあるが、チームのためなので、今できるベストをつくしたい。正直に言ってグループリーグで1位になれなかったほどチーム状態はよくない。今日の試合前は不安だったが、こういう形でも勝って1つ上に出られたことは大きいと思う。
 早稲田は今年のリーグで2回負けているので、3回負けるわけにはいかない。1人1人が非常に技術が高いので、今日の流経と同じように、相手のパスを前からきっちり守備していく。攻撃は水物なのでどうなるかわからないが(笑) いい形でボールをもらえれば決める自信はある。前から守る、裏を狙う、泥臭いことを徹底して粘り強く戦っていきたい。

−Voice 駒澤大学・菊池光将(MF・4年)
 今週はチームの雰囲気がすごく悪くて、正直やばいと思っていたが、試合前日に監督からチームの団結について話があって、変った。トーナメントは内容より結果が大事だから、とにかく勝ててよかった。
 小野里(銀児・DF・4年)の退場は、もう仕方ない。というか自分も他の選手も退場になったことがあるから(笑)責められない。みんな慣れているというか(笑)、全員でカバーすればいいと思っていたし、実際自分も他の選手もよく声が出て、1失点はしたが逃げ切れた。相手より気持ちを強く持って戦えたのがよかったんだと思う。
 次の試合は、小野里と田谷が出場停止で出られないので、彼等のためにも絶対に勝って、国立でみんなで試合がしたい。早稲田に3回も負けるわけにはいかない。受身にならず、向かっていく気持ちで戦いたい。

−Voice 駒澤大学・那倉夢人(FW・2年)
 入学して初めてスタメン出場した。昨日急に言われて本当にびっくりした(笑)
 先制点は、イメージした形どおりに決められた。試合前、なぜか「サイドからのクロスで点を取る」という気がしていて、あんなふうにトラップしてシュートするのはあまり得意じゃないのに、その通りになって自分でびっくり(笑) 本来の自分は、ニアにボールが来たところへ飛び込んでかすめ取るようなシュートが得意なので、今後機会があったらそんなゴールも決めたい。
 グループリーグから年末年始はチームの雰囲気がいいとは言えなかったが、今日はアップのときからみんなの表情が違った。この大会には4年生の引退がかかっているし、秋田監督も来年からはユニバ代表に専任する形になるので、このチームで戦えるのは最後になる。とにかく1つでも多く試合をして、いい形で終りたい。早稲田にはリーグで2回負けているけど、3度目の正直を目指す。自分はまずスタメンを目指すところから始めないといけないけど(笑)

−Voice 流通経済大学・中野雄二監督
 結果が出てからでは言い訳になるかもしれないが、今日はとにかく運がなかった。
 試合の流れの中で、先制点より痛かった2点目のPK。審判を批判するつもりはないが、あれを取られてはDFは守備ができない。全体的に倒れればファウルというような判定で、もともとガツガツ当り合ううちと駒澤の試合が、さらにガツガツしてしまった。
 グラウンドの問題もある。仮にも大学サッカー界の一番重要な大会を、こういうコンディションのグラウンドで行うのはどうか。ポゼッションしてパスをつなぐ丁寧なサッカーが非常にやりにくい。うちの選手も、相手のプレスよりグラウンド状態に対してナーバスになってしまった。ハーフタイムに、第一試合で早稲田があれだけのプレイをしたんだからと言ったが、最後まで中盤の真ん中でボールが収まらなかった。
 もちろん、この結果はうちに力がなかった、駒澤大がうちより強かったということ。うちが前半に不用意ともいえる形で失点し、逆に3つのチャンスを決められなかった、その差だ。
 今年のうちにはインカレで優勝できるだけの選手は揃っていたし、力もあったと思うが、その力をコンスタントに発揮できなかった。今日は、多くの選手の中から体調がよくモチベーションの高い選手を選んだ。本来左サイドのレギュラーだった平木(良樹・3年、ユニバ代表)を外し、年末から調子のよかった佐藤高志(3年)を起用したのもそう。他にも武井(拓也、4年、ユニバ代表)をスタメン起用するかどうかなど色々考えたが、ベストと思ったメンバーでも結果は出せなかった。付属(流通経済大柏高校)とのアベック優勝を実現できなくてとても残念。
 来年はまだ中盤や前線に有望な多く選手が残るし、付属から15人の新入生が入ってくる。指導する側の責任も感じているが、1つでも多くのタイトルを狙っていきたい。

−Voice 流通経済大学・鎌田次郎(DF・4年・主将)
 駒澤大はとにかく戦ってくるチームなので、いつも以上に気持ちを入れて戦ったつもりだが、こんな結果になってしまって悔しい。
 うちのようにパスをつなぐチームにはグラウンド状態がよくなかったが、それに対応する技術がなかったということ。駒澤の先制点は相手のリスタートが予想外に早くて対応が遅れたし、2点目のPKは不用意と言われても仕方ないのだろう。最後に退場になったのは、とにかく小林竜樹(駒澤大MF、4年、ユニバ代表)のスピードを止めることしか頭になく、止めてから警告を1枚受けていたことを思い出したような状況。自分に余裕がなかったのだから仕方がない。
 これだけのメンバーが揃ったチームで、総理大臣杯1つしかタイトルが取れなかったことはすごく悔しい。7月まではよかったが、ユニバで5人抜けて、夏にチームを練りきれなかったのかもしれない。9月の天皇杯で鹿屋体育大に負けてから、完全にチームのベクトルが狂ってしまった。引いた相手を攻める時の戦術や判断の統一が最後までとれなかった。
 大学4年間を振り返ると、駒澤で始まって駒澤で終わったことになる。1年生の春のリーグの初戦、1部に上がったばかりのうちと前年優勝の駒澤の対戦が僕の大学デビュー戦だった。巻佑樹さん(現名古屋)や赤嶺さんがいた、とても強かったチームだった。1部昇格と同時に入学して、去年と今年にタイトルをとって、流経の歴史を切り開いてきたという自負もあったが、最後に尻すぼみに終わってしまったことがとても悔しい。後輩には自分たち以上の成績を勝ち取ってほしい。
 今後は柏レイソルでとにかく試合に出ることが目標。まずはキャンプの地獄の走りこみについていけるよう、身体を作らないと。

−Voice 流通経済大学・林 彰洋(GK・2年)
 試合の中では、先制点より2点目が痛かった。あの時までは流れも悪かったわけじゃなく、追いつけると思っていたが、2点目で時間的にも余裕がなくなり、コンスタントなプレイができなくなった。
 駒澤大はディフェンスの裏に蹴って走ってくるチームなので、カバーの意識は常にあったし、クロスのボールに飛び込んでくる速さと力があるのでマークに気をつけてもいた。1点目のリスタートは見えてはいたが、守備の準備が遅れた。それは自分に力がなかっただけ。PKは先に動いたわけじゃなく、読みが外れた。難しいけど、ああいうシュートを止められるようにならないと、これから上のレベルで戦っていけないと思う。
 今年からディド・ハーフナーがGKコーチに来てくれて、今までとは違う考え方を教えてもらった。やってきた練習の中で成長してきたと思っていたが、まだまだ甘いと気づかされた。ディドは変った練習はしないが、単純な止める作業をきっちりやりながら、様々に応用できる方法を教えてくれる。GKのキャッチは、攻撃の起点としてのキックのさらに土台になるものだから、しっかりと徹底していきたい。

 <コメント取材協力(敬称略)>
  後藤朝子


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